卒業生の小早川眸さんが来校しました。
11月7日(金)、本校卒業生の小早川眸さんが来校し、在校生との懇談の場を持ちました。
小早川さんは、4年制の大学を卒業後、本校のロシア語科(2年制)に入学し、その後、ウラジオストクの本学で日本語教師として働いていました。今回は、教え子だった学生が、日本語研修のため函館校に留学中という時期に合わせた来校となりました。
在校生の前で、最初に、函館での学生生活について写真を多用しながら振り返りました。当時交流のあった本学留学生とは、ウラジオストクで再会し、現在も交流が続いているとのことでした。
卒業後は、ウラジオストクの本学極東連邦総合大学で日本語を専門に勉強する学生に日本語を教えるかたわら、現地の日本
人のための補習校の国語教師として、土曜日に日本人の駐在員の子どもたちに教えていたとのことでした。
日本に帰国する直前の1カ月間は、極東大付属のロシア語学校でロシア語の勉強をし直し、テルキ(外国人のためのロシア語検定試験)の2級に合格し、ロシア語を使う仕事への就職に備えたことなどもお話されました。ちなみに、テルキ2級は、本校のロシア地域学科の4年生が卒業時に取得目標としているレベルです。
そして日本に帰国してからは、ロシアビジネスのサポート会社であるFECマネージメントによる北海道庁や北海道銀行から委託を受けた仕事に関わり、去る10月半ばにもウラジオストクとサハリンの出張関係にも従事するなど、ロシア語を使って仕事を行っているとのことでした。
小早川さんから在校生へのメッセージをまとめると、まず人との出会いは何よりも大切であるということ。ロシア関係の世界は狭く、ちょっとした小さな出会いでも、必ず次なる大きな繋がりへ続いている。そのためにも学生達は今、いろんなものを見聞きすること、また情報を得るために色々な場に顔を出し自分の存在をPRすること、そういったことが何よりも大事。知識を手に入れた後は、自信を付けるために、キャリアのために、ロシア語学習の記念のためでもよいので、テルキなどの資格を学生時代に取っておくことが大切、などといったことでした。
卒業生の来校・懇親会は9月に続いて2度目ですが、いずれも在校生にとってはメッセージ性が強く、教えられることが少なくありませんでした。ありがとうございました。