お知らせ

函館市立石崎小学校5年生が体験学習で来校

お知らせ

 10月14日(水)、市内西部地区で宿泊研修中の函館市立石崎小学校5年生7名が、体験学習の目的で本校を訪れました。

 まず始めにイリイン・セルゲイ校長から、大きなロシアの地図を見ながらロシアの地理について説明を受けました。ロシアの国土は日本の約40倍もあるが、人口では1億4千万人と、日本とほぼ同じであること。ロシアのヴォルガ川の全長は、日本最大の川である信濃川の10倍も長いこと、人間が暮らす世界で最も寒いオイミャコンでは、過去にマイナス70度を記録したことがあること、世界最大の淡水湖であるバイカル湖には、ゴロミャンカという珍しい魚が生息していることなど、ロシアの自然のスケールの大きさにびっくりした様子でした。
  続いて、ロシア語に取り入れられた日本語には、イケバナ、カラテ、スモウなどがあり、逆に日本語に取り入れられたロシア語としては、「イクラ」(ロシア語では魚卵全般を意味する)、函館方言の「ズナコマ」(知人)などがあることを勉強しました。

 その後、ロシア語のアルファベット表を見ながら、自分の名前をロシア文字で書いてみました。英語とは異なるアルファベットもありましたが、名前カードに自分の名前をきれいに清書できました。その名前カードを見ながら、「ミニャー ザブート(私の名前は)○○です。」と、ロシア語での自己紹介の練習も行いました。

 締め括りは全員が民族衣装を試着し、記念撮影を行いました。

 イリイン校長からロシアの民芸品として日本人に最もなじみのあるマトリョーシカは、ロシア人が日本からロシアに持ち帰った達磨がモチーフとなっていることも新たに知りました(箱根の入れ子人形がモチーフとなっているなどの説もあります)。
予定時間の1時間はあっという間に過ぎてしまい、最後にイリイン校長から、「みなさんがこの学校に学びに来る日を待っています。」と、お別れの挨拶を述べ、一方、生徒のみなさんからは、覚えたてのロシア語で、「ダスビダーニア」と、さようならの挨拶をいただき、体験学習は終了となりました。

 「日本とロシアの間には、色々な共通点がある」、とのイリイン校長の言葉どおり、ロシアは日本の隣国であり、古くから交流が行われてきた歴史があります。このたびの訪問が、ロシアのことを身近に感じ、興味を持つきっかけとなれば幸いです。

  IMG_01651_R.jpg PA140182-1_R.jpg