С Рождеством(メリークリスマス)!
12月18日(金)、函館日ロ親善協会の講演会ならびにクリスマスパーティーを開催しました。
クリスマスパーティーに先立って行われた講演会では、在札幌ロシア連邦総領事館のファブリーチニコフ・アンドレイ総領事から、「日ロ交流の現状と課題」と題し、今年1年の政府レベルでの日ロ外交、国内経済および対外経済関係、そして北海道とロシアの地域間交流や自治体交流についての講話がありました。
総領事からは、地域間交流において北海道は特に積極的に行われており、今年は、5月のサハ共和国の代表団の来道を皮切りに、ロシアからの代表団が相次ぎ、また10月には高橋知事のサハリン訪問があった。今後、経済協力のチャンスが増えていくだろう。函館市はウラジオストク市およびユジノサハリンスク市と姉妹都市であることを生かし、官民が協力し合って交流を重ねてほしい、などといったことが述べられ、また、去る11月に札幌で行われた全道ロシア語弁論大会で、函館校の学生2名が2位と3位に入賞したことへの健闘が讃えられました。
引き続き行われたパーティーでは函館市の種田貴司・企画部長に来賓挨拶をいただいた後、ファブリチニコフ総領事の祝杯で幕を開けました。今年は、ソ連領事館が函館に開設されて90年目ということで、総領事から函館市に対して、初代在函館ソ連領事と函館市長が開館式で和やかに歓談している様子や、仮領事館(領事館の改修工事が終了し移転するまでの2カ月間使用)の写真などが贈呈されました。当時の函館とソ連の密接な関係を知る貴重な資料となることでしょう。
毎年クリスマスパーティーには市内在住のロシア人・ウクライナ人家族をご招待しています。今年は、遠路エカテリンブルグーからお孫さんたちに会うため函館に滞在中のタチヤーナさんにもご参加いただきました。
恒例のビンゴゲームも行われ、それぞれが少し早いクリスマスプレゼントを受け取りました。
最後は、在札幌ロシア連邦総領事館函館事務所長ウスチノフ・イーゴリ領事が結びの乾杯を行い、今年もにぎやかで和やかな会はお開きとなりました。