縄文プロジェクト 世界遺産を見学
今年7月、「北海道・北東北の縄文遺跡群」がユネスコ世界遺産に登録されました。そのうち二つの遺跡が函館市に存在します。
このたび、縄文文化の魅力を発信する市内の市民団体「縄文DOHNANプロジェクト」から依頼を受け、紙芝居「すごいぞ!!縄文遺跡 縄文時代のタイムカプセル」のロシア語翻訳を学生が手掛けています。
紙芝居は現在、他校で英語にも翻訳されており、今後は当校のロシア語を含め10か国語程度に翻訳したのちナレーションを付け、youtubeで全世界に公開される予定です。
今回当校では紙芝居の翻訳だけではなく、youtubeに載せるために学生がロシア語で読み、撮影するところまでを請け負いましたが、それに留まらず、「ロシア人から見た縄文文化」に着目し、ロシアの文献などを探してまとめ、別の企画で研究発表することになりました。
夏休み明けから活動を開始した函館校の「縄文プロジェクトチーム」はスレイメノヴァ・アイーダ教授の指導のもと、毎週1回の作業ですでに翻訳は終わり、ナレーションの練習に入っています。
10月21日(木)の放課後には、縄文DOHNANプロジェクトの山田かおり代表が来校し、プロジェクトメンバーが途中経過を報告しました。
また、10月24日(日)には、市内南茅部地区にある函館市縄文文化交流センターと垣ノ島遺跡、大船遺跡の視察を行いました。文化センターでは学芸員の太田さんから詳細な説明を受け、紙芝居にも登場する「足形付土版」や国宝「中空土偶」(愛称 カックウ)ともご対面、お天気にも恵まれ、縄文人が大船遺跡で見たのと同じ景色を眺めて、ますます研究意欲が湧きました。
研究の成果は、11月26日(金)~12月19日(日)開催の函館市内高等教育機関による合同研究発表会「HAKODATEアカデミックリンク2021」で発表されます。オンデマンドによるWEB開催ですので、ぜひご覧ください。視聴方法は、近くなりましたら別途お知らせします。