進化した論文ガイダンス
函館校では、ロシア地域学科の3年次には学年論文、4年次には卒業論文の提出が課せられています。論文を書くことは日頃の学習の成果を自分なりに振り返る機会であるとともに、新たな探究へのきっかけともなる、果てしなく続く勉学の道の通過点にすぎません。
とは言え、いきなり大作論文を書くのは難しいもの。そこで「論文作成」という授業が行われるのです。
昨年、鳥飼准教授が「学年論文・卒業論文ガイドブック」を大幅にリニューアルし、学生への指針としたことは以前にも述べましたが、今年はさらに内容が進化しました。デルカーチ講師による特別エッセイは、 “Курсовая работа - зачем это нам?”
ロシア語で書かれているので、これを読み解くことから始めなければなりませんが、3年生、4年生ともなればもう大丈夫ですね。
今年は論文演習の授業に力を入れ、中間報告会などもスケジュールに盛り込まれています。各研究テーマの内容についてはロシア人の指導教授が担当しますが、日本語・英語・ロシア語を操り、自身もアメリカの大学院で修士論文を書き上げた経験を持つ鳥飼准教授が、論文作成に向けての資料の集め方や書き方の体裁などを指導します。
第1回目のガイダンスではイリイン校長以下、論文を担当する教授陣からの説明があり、早速学生一人ひとりの研究テーマと指導教授が決まりました。さあ、来年3月の卒論発表会に向けて、長いマラソンが始まりましたよ。ゴールを目指してがんばりましょう!