今日までそして明日から
2008年4月10日、私は本校に入学した。函館という新しい土地、環境で、今まで一度も目にしたことも耳にしたことも無かった「ロシア」という「世界」に入り込み始めたのだ。
元々語学に興味を持ってはいたが、私にとってロシアは何もかもが初体験で、世界で難しい言語の一つと聞いた時は正直心が折れそうになった。
函館校で学んでいくうち、その予感は的中した。ほぼ毎日出される課題、日に日に上がっていく授業レベル、一日休むと取り戻すのに時間がかかってしまうというプレッシャーに、私の心はバキバキに折られてしまった。精神的にボロボロではあったが、何とか2年生、3年生、4年生と進級することができ、今に至る。
今までの4年間、私をここまで支えてくださったのは、他でもなく先生方、先輩方、事務局の方々、そして両親である。この支えがなかったら、私は1年生の心が折られた時点で、踏ん切りをつけ、故郷へ帰っていただろう。それに、支えられる事は、少人数の学校であってこそである。一般の大学ではまず無いことだろう。
函館校での想い出は?と聞かれても、内容が濃すぎて、とても「これ!」と一つには絞れないくらいたくさんある。ロシアまつり、言語まつりАБВГ-Day、マースレニッツァ、ウラジオストク留学……やはり決められない。
そしてこの4年間、本当に色々な人たちと出会った。その全ての人たちがいたからこそ今の私があるのだと思う。まさに一期一会、十人十色であると思った。とても貴重で、誰にも真似できないような体験をさせていただいた。これまでの「学生生活」から得たものを、少しでも今後の生活に役立てられたらと思う。
振り返ってみれば、長いようであっという間の4年間だった。今まで私を支えてくださった皆々様方、本当にありがとうございました。
またいつか学生食堂で大盛りの定食食べたいな(笑)。