本校に入学して 2
私は、この学校に来て、生きたロシア人の言語や文化、彼らの気質を理解することができました。教授のほとんどが日本語、英語ともに堪能なロシア人教師から成っており、1年生の時点で日常会話だけでなく分かりやすい文法や文化史、地理、民族学、英語、法学、貿易実務など実用的な講義を受けることができます。
私は入学以前からロシア語やソ連史の基礎知識を有しておりましたが、連邦崩壊前の時代を生き抜いた教授陣の奥深い講義に興味が尽きることはありません。この学校はウラジオストクにある極東連邦総合大学の分校ですが、函館市に密着した活動を主にしており、年1回のはこだてロシアまつりをはじめ、市民向けの文化講座・はこだてベリョースカクラブなどで函館における貴重なロシア文化の発信地としても機能しております。そして毎年、同じ建物内にある北海道国際交流センターに来る米国人留学生やウラジオストク本学の日本語学部生徒の来校、数ヶ月間の本学への留学実習など、国内の他の国立、私立大学に比べ国際交流の機会に恵まれていると感じます。
ロシアに関するあらゆる学術に少しでも興味をお持ちの方は、入学を強くお勧めします。