カキじいさん、ふたたび函館へ!
8月20日(土)、今年で8回目となる「はこだて国際科学祭」が開幕しました。今年のテーマは“海を食べよう”。そこで気仙沼の牡蠣養殖家で「森は海の恋人」活動で知られる畠山重篤さんの講演会が開催されました。
海と日本プロジェクトプレゼンツ・サイエンスライブ「ジャズと楽しむ海の宝の物語」と題して、前半が畠山さんによる講演、後半はサッポロビールの協賛により、ビールを飲みながら地元演奏家によるジャズライブを楽しむイベントでした。
畠山さんの著作「カキじいさんとしげぼう」は英語・フランス語・スペイン語・ポルトガル語に訳されていますが、ロシア語版の翻訳を担当したのは函館校のグラチェンコフ・アンドレイ先生です。カキじいさんは畠山さんの別名でもあります。その縁で2012年のはこだてロシアまつりでは畠山さんの講演会も開催しました。
その時以来の再会となりましたが、その後、畠山さんはロシア語版「カキじいさんとしげぼう」を携え、極東ロシア・アムール川流域を訪問してきたそうです。本は大変喜ばれました、とのお褒めの言葉をいただき、グラチェンコフ先生もにっこりです。
北日本の豊かな漁場はアムール川流域の広大な森林から海に流れ込む鉄分により育まれるそうで、アムール川流域の環境に関心を持つことが、北海道の水産業にとってとても大切とのことでした。
この頃はテレビ出演や講演会などでお忙しく飛び回る日々、本業の牡蠣養殖業は今が一番忙しい時期だそうですが、そんな中また函館でお会いできて、とても嬉しかったです。