＜４月＞エカテリーナ宮殿（サンクトペテルブルク）

　サンクトペテルブルク近郊、ツァールスコエ・セロー（皇帝の村）にあるエカテリーナ宮殿は、ピョートル大帝の妃、エカテリーナ１世のために建設されました。

　豪華な鉄の門をくぐり、美しく手入れされた芝生を抜け、それでもまだ遠くに見えるほどの建物の威容に圧倒されます。宮殿外壁の長さは300mもあり、青地に白い円柱のコントラスト、黄金色に輝く装飾が見事ですが、中に入ると有名な「琥珀の間」や江戸時代の漂流民・大黒屋光太夫がエカテリーナ２世に謁見して帰国を許されたという大広間など、見どころがたくさんあります。

　この一帯には浴場や小宮殿、池のある公園もあり、ゆっくり時間をとって散策するのがおすすめです。