富山県立伏木高校が研修
3月15日(水)、富山県立伏木高校国際交流科でロシア語を選択する2年生20名が、研修で函館校を訪れました。伏木高校は国際交流科のみを置く高校で、英語のほか、第2外国語としてロシア語・中国語・韓国語を勉強しているそうです。ウラジオストク市にある高校と友好校提携を結んでおり、通常はこの時期ウラジオストクを訪問し、1週間程度ホームステイをしながら語学研修を行っているそうですが、現在はロシアへの渡航ができないため、「日本で一番ロシアを身近に感じられる場所」として2泊3日の研修旅行先に函館を選んだそうです。
まず初めに、高校生のみなさんが5人ずつ4チームに分かれて、それぞれ富山の食、名所、伏木高校のことなどを紹介してくれました。
その後、イリイナ・タチヤーナ准教授が、普段函館校の1年生に使っているビデオ教材を用いながら、単語やフレーズの練習をしました。高校でもロシア人教員から教わっているとのことですが、大学の授業はまた一味違ったようです。
続いて、「函館とロシアの交流史」と題し、倉田有佳教授が40分座学でレクチャーしたのち、函館校周辺にあるロシアゆかりの地めぐりの散策に出かけました。
高校生のみなさんは、「ウラジオストクにホームステイに行けなかったのは残念だけど、函館に来てこんなにロシアとつながりが深いとは知らなかった」、と感想を述べていました。翌日は修復落成したばかりでまだ一般公開されていない函館ハリストス正教会の聖堂を特別に見学させてもらったり、市内の観光を楽しんだようです。