No.117 2023.10"Миллион звезд" ミリオン・ズビョースト/百万の星

追悼・グラチェンコフ先生

ロシア極東連邦総合大学函館校 事務局長 大渡 涼子

2023年9月3日、私たちの大好きなグラチェンコフ・アンドレイ先生が亡くなった。75歳だった。学生からは“グラ先生”と親しまれ、教員たちからは“アンドレイ・イワーノヴィチ”として尊敬された。
偉大なяпонист(イポニスト=日本学者)として、ウラジオストクの極東大学で長く教鞭を執られ、函館校のロシア人教員の多くが、グラチェンコフ先生の教え子でもある。
1992年に初めて来日し、金沢大学や札幌の東海大学を経て、1997年から函館校の教員となった。ロシア語はもちろん、ロシア史・ロシア地理・ロシア経済・ロシア民族学・ロシア国家政治体制など、主に社会科系の授業を担当し、私たちに多くの知見を授けてくれた。2013年に定年を迎えてからも、グラチェンコフ先生の見識は他に代えられるものではなく、非常勤講師として最期まで函館校の教員であった。
博識で、誰よりも長く学校にいて、いつもパソコンの前に座っていた。常に授業の準備をしたり、時には大好きな漢字の勉強をしていた。青い目でまっすぐと相手を見つめ、いつも穏やかで優しく、学者らしい風格があった。
多くの卒業生の思い出に残るのは、講堂で一緒に卓球をしたことではないだろうか。長いリーチを生かし、軽快なフットワークで戦うグラチェンコフ先生は無敵だった。昼休みや放課後に、学生たちがグラ先生を誘いに来たものだ。
今年2月からは、病気療養に入っていた。後期からの仕事復帰を願っていたが、訃報を聞いて、私たちは悲しみにくれた。9月5日に行われたお別れの会には多くの教職員・卒業生が集まり、グラチェンコフ先生と最後の対面を果たした。柩の周りには、贈られたたくさんの花が並べられ、中には“世界中の教え子より”と書かれた花かごも供えられた。
イリイン・セルゲイ校長が、グラチェンコフ先生の人となり、思い出を語った。誰からともなく次々に立ち上がり、自分の中のアンドレイ・イワーノヴィチの記憶を語り、思いにふけった。ウラジオストク本学ではアンドレイ・イワーノヴィチの講義は常に人気で、「講義を聴きに行く」ではなく「グラチェンコフを聴きに行く」という言葉があったそうだ。学生たちが話し方やジェスチャーの真似をするのもグラチェンコフ先生がダントツに多く、その言葉一つひとつが印象に残る。函館校のロシア人教員たちにとって、偉大なアンドレイ・イワーノヴィチとともにここで働けることは、とても光栄なことであった。
お別れ会では、グラチェンコフ先生の子どものころから青年期、そして今までの写真が飾られ、その前に好きな日本酒が献杯された。ロシアではпоминки(パミンキ)と言って、ウォッカが注がれたрюмка(リュムカ=脚付きの小さなグラス)の上に薄く切った黒パンを載せて追善するそうで、それに倣って行われた。
《Хорошо сидим!(ハラショー シディム=いい集まりだね!)》は、みんなで集まり、お酒を飲む時のグラチェンコフ先生の口ぐせ。先生は喜んでくれているだろうか。
元町と猫をこよなく愛したグラチェンコフ先生は、多くの人々の胸にたくさんの思い出を残して旅立ったが、今でもまだ、坂道を登ってくるグラチェンコフ先生の姿が見えるような気がするのである。

学生からの投稿

コンクール入賞のためのアプローチ
ロシア語科1年 本間 大祐

«шестое июня вторник
На стене коридора висит плакат “Всеяпонский конкурс русского языка”. Последний срок это следующая неделя. Но у меня нет хорошей идеи. Что легко понять? Например, я сейчас думаю, как буду рассказывать о Хакодатэ в этом конкурсе.»
訳「6月6日火曜日、廊下の壁に『全日本ロシア語コンクール』のポスターがあった。締め切りは来週。しかし、いいアイデアがない。何が、分かりやすいのだろう?たとえばコンクールで函館について話すのはどうか。」
私は以前、北京で日本語を教えていた。その時の血が滾った。来場者の顔をイメージすると、年齢、ロシア語の学習歴の有無、考え方は、皆それぞれ異なっている。前職の意地で、会場の全員が理解できるようなスピーチをしようと思った。
想像で、函館駅から歩いてロシアに関係する場所を案内する。私はガイドを演じるので、自然とジェスチャーも多くなる。締め切りまでに休みは一度しかなかった。朦朧としながら原稿を書いたのを覚えている。先生方には、ロシア人の緩急やジェスチャーなど多くのアドバイスをいただいた。また、タチヤーナ先生には、毎日練習に付き合っていただいた。7月9日当日の日記を読み返すと、“Я не был уверен, смогу ли хорошо сделать. Потому что у меня не было уверенной стратегии.” (上手くできるか自信がなかった。確実な作戦がなかったからだ。)と書いてある。そのため、先生方の熱心なご指導がなければ、一位入賞にはならなかったと思う。
大会後、審査員の方に入賞の理由を伺った。表現力が評価されたそうだ。相互理解の壁が、すこし低くなったように思える。

ボルシチパーティー
ロシア地域学科1年 一ノ渡 夏菜

一つ、二つ、三つと試験が終わると太い紐が解かれるようで体も気持ちも軽くなりました。自分にとって待ち遠しかった今回のボルシチパーティー。数日前に、これに関しての出欠の送信をしたときには、まさか自分が調理に参加できるとは思っておらず、嬉しく思いました。何かを調理するというのは、この学校で二回目なので手際よく出来るだろうかと薄っすらと考えていました。人参やジャガイモを切る工程で包丁の背で削ぐという作業は初めてでした。ピーラーが無ければ刃でやるしかないと思っていたのですが、それは大事な栄養素を切りすぎることなく、かつ、安全な方法であると知りました。もう一つは、大鍋に入れるときは家庭用と違い具材を大きく切ることでした。なので、食べるときにジャガイモが見当たらなかったのは、おそらく…。
お料理を運んでくださって「いただきます」と先輩の挨拶から食事が始まりました。自由席でしたので普段あまり関わりを見ないような方との会話に花が咲いているように感じました。大人数でいただく食事はやはり賑やかで楽しいものでした。そして、アグリ八幡坂で作った野菜を口にすることが出来たのは大変良い経験となりました。まだ少し肌寒い時期に皆で土を起こし、種まきから始まったのがこんなに立派にできたのだと思うとひとしおです。来年も参加したいと考えています。理事長先生、よろしくお願いします。
ボルシチがとても美味しかったので、私は持ち帰りを希望しました。その際に事務の方々がどうやったら安全に持って帰れるかと厚紙を袋の底へ折って敷いたり、ラップを多めに掛けるなど職員室と厨房を行き来し、たくさん工夫をしてくださったことで無事家路につくことが出来ました。ありがとうございました。
普段の学校生活での緊張感とは少し違う感覚で話すことが出来たり見えない一面を見ることが出来たりと充実した時間でした。あの日あの人数でも十分でしたが、いらっしゃらない先生方、学生がいたのなら別な話があったのだろうかと思いました。次回も是非よろしくお願いします。

前期とボルシチパーティーを終えて
ロシア地域学科1年 渡邉 晟矢

初めての土地で、初めての一人暮らしをし、初めての学校に通うこと、それらがようやく新鮮に感じられなくなってきて、私の生活に溶け込んできた今日この頃。濃密すぎた前期が終わった。入学からまだ少ししか経っていないが、この学校と町にはすでにたくさんの経験をさせてもらった。個性的な同級生と先生たち、世界中の言語が飛び交う授業、どこへ出かけても歴史的な建造物と美しい街並み、そしてご当地ハンバーガーショップを眺めることができる函館、このような独特な学校生活がまだまだ続いていくことを考えると私はワクワクする。
先日、わが校ではボルシチパーティーが行われた。これは全学生が対象のイベントであり、前期を終えての労いや、交流などがねらいである。そして、調理に使われる野菜はアグリ八幡坂で収穫されたものだ。アグリ八幡坂とは、わが校のサークル活動の一つであり、ハリストス正教会の畑をお借りして学生たちでビーツやとうもろこし、ジャガイモ、ニンジン、ズッキーニなどのたくさんの野菜を育てている。私もこの活動に参加させていただいているのだが、これがなかなか面白い。四月は畑を起こすところから活動を始め、小型耕運機や鍬を使って土をひっくり返してミミズと戯れ、その後に種まき、水やり、七月、八月ごろに収穫といった感じだ。畑仕事のほかにも、学生間で世間話したり、畑から見える海を眺めたり、教会の犬を撫でに行ったりと皆自由気ままにこの時間を過ごしていて、私自身も勉強の息抜きとなっているから大変気に入っている。さて、ここらでボルシチパーティーに話を戻すと、このようにして自分たちでつくった野菜を使ってボルシチを作るから、調理の間も和気あいあいとした雰囲気で進み、ロシア人教師が監修、最終的な味付けしてボルシチが完成(これが度肝を抜かれるほど美味しい!)、その後は食事を楽しみながら、夏休みの予定を話し合ったり、先生方から自家製パイやお菓子を分けてもらったり、コール八幡坂の合唱があったりと終始にぎやかで楽しい一日だった。
来年のボルシチパーティーでは何を感じ、経験することができるか、それを楽しみにしながらこの文を締めくくりたい。

キルギス留学実習中間報告
ロシア語科2年 リンダマン美亜

五歳の時にアメリカから日本へ渡ってきて以来、私は海外へ行くことがなく、成田空港に着いて初めて、これから一ヶ月異国で過ごす実感が湧きました。出発から日本語が交わされなくなり最初は新鮮な感じでした。飛行機内とイスタンブール空港では英語でコミュニケーションを取り、第二の言語が話せるのは大切だと改めて思いました。しかし、マナス国際空港に到着してからキルギス語とロシア語だけを耳にするようになり、英語という安全網が無くなった気分です。実際のところ、ロシア語を使って生活をするのがこの留学実習の目的なので、完璧な環境であると言えるでしょう。
最初の一、二週間で声がかれて出なくなったり、眼に異常をきたしたりして薬局や病院に何度か行きました。普段体調を崩すことがほとんど無いため、個人的にはかなり想定外のことでした。ビシュケクは車の排気ガスがすごく、乾燥もしているので常に気をつけていないと、体のどこかに問題が生じる感覚です。

またキルギスに来てから、やたらと日本を探す自分がいることに気づきました。ぬいぐるみのキャラクターでもお店の看板でも、和風のものを見つけるとすごく嬉しい気持ちになります。自分たちが泊まっているホテルから近いレストランでは店員さんが「バイバイ」と言ってくれたり、親日の人もいるようで安心です。
正直、ウラジオストクの本校への留学が出来ず、残念でしたし、ラトビアのリガに行ける可能性があると聞き、そっちの方に興味がありましたが、ビシュケクに来て三週間過ごして、もうすでにまた来る機会があれば良いなと思っています。ロシア語の方はあまり使いこなせていませんが、逆にそのせいでもっと勉強をして知識を増やしたいと思うようになりました。そうしていつか家族や友だちと一緒にロシア語圏の国へ旅行に行って、分からないことを教えてあげたいです。残りわずかの留学実習を有意義に、そして悔いなく過ごそうと思います。

キルギス留学実習中間報告
ロシア地域学科3年 西田 崇人

日本からイスタンブール行きの飛行機では隣の日本語話者のトルコ人女性との会話で退屈することはなく、イスタンブールからマナス国際空港まではキルギス人のポーシャさんが親切にしてくださり、良い留学の始まりを迎えました。ホテルに着いたのは現地時刻AM4:00でとても寒かったのを覚えています。到着してから2日間はオシュ・バザールで日常品やSIMカードを購入、ドルからソムへの両替など忙しなく時が過ぎていきました。大学の授業開始前日の8月31日はキルギスの独立記念日で、多くの露店が立ち並び、街は活気に満ち溢れていました。南側の公園を4人で観光して、最後にレーニン像がある広場で独立記念日を体感しました。
そして、9月1日についに授業が始まり、本格的な留学実習生活がスタートしました。キルギス国際大学の先生方はとても親切で、授業終了後に安い食堂への案内、薬の購入の手助け、キルギスの観光地の紹介など多岐に渡りお世話になりました。授業は、基礎的なことを順番に学び、函館校での授業に似ていると感じました。午前中で授業が終わるので、帰りに観光地へ寄ったり、キルギスの伝統料理を食べに行ったりなど有意義に時間を使えています。特にホテルの方に紹介していただいたアラ=アルチャという山は空気が綺麗で日本では見られない木々や花を楽しむことができました。

ただ、キルギスは乾燥していて、そのうえ排気ガスが凄く、外で息をしていると肺や喉がカラカラになり、体調を崩してしまう場面が何度かありました。現に、週末先生方と一緒にイシク・クル湖に行く予定が誰かしらの体調不良により2週間延期されています。残りの留学は2週間を切っていますが、体調管理に注意して楽しみたいと思います。

学務課お知らせ

キルギス留学実習について

8月28日(月)より、ロシア地域学科3年生2名とロシア語科2年生2名の計4名が、キルギスに留学中です。首都・ビシュケクにあるキルギス国際大学付属国際教育センターで、1ヵ月間ロシア語を学んでいます。現在、ロシアに留学することは事実上困難なため、昨年に引き続き、ウラジオストク本学ではなく、キルギスに留学することになりました。
キルギスは中央アジアに位置しますが、旧ソ連構成国として、現在でもロシア語が公用語であるため、ロシア語学習には適しています。学生たちは成田空港からイスタンブール経由でビシュケクに入り、大学から徒歩3分ほどのホテルで暮らしています。これまで学んできたロシア語をキルギスで実践する貴重な経験、帰国報告が楽しみです。
また今年度は、奨学生に選考された学生に、留学奨学金より旅費補助として、各175,000円が支給され、学生の助けになりました。
日程:8月28日(月)~9月29日(金)

冬季休業

今年度の冬季休業は、12月15日(金)から
1月9日(火)までです。
後期授業再開日は1月10日(水)です。

事務局テレワーク期間と年末年始休業

冬季休業中の12月15日(金)~1月9日(火)の期間の平日は、事務局のテレワーク期間とし、校舎を閉鎖します。この間、図書室は利用できません。証明書発行等急ぎの場合は、info@fesu.ac.jpに、まずはメールでご連絡ください。
なお、12月29日(金)~1月5日(金)については、年末年始休業となり、メール対応もできませんのでご了承ください。

JASSO奨学金~給付型奨学生の皆さんへ~

給付型奨学金を受給している学生は、4月と10月の定められた期間内にスカラネットPSで「在籍報告」をしなくてはなりません。「在籍報告」は引き続き学校に在籍していること及び通学形態の変更の有無等を確認する大切な手続きです。在籍報告の提出がない場合は、振込みが止まり、給付奨学生の資格を失うことになりますので、注意してください。
 第2回10月の在籍報告期間は下記の通りです。
 10月4日(水)~10月23日(月)
 8:00~25:00  ※土日祝日も可

就職支援

就職ガイダンス

下記日程で今年度の就職ガイダンスを行います。今回は事務局によるオリエンテーションのほか、実際にロシア語を使って仕事をする公務員の方に業務内容の紹介をしていただきます。
海上保安庁は、小樽の第一管区海上保安部からロシア語の国際通訳官が来校し、在外公館に派遣された経験などをまじえてお話しされる予定です。北海道警察も、ロシア語を使ってお仕事ができる職場です。就職を考えている人はもちろん、そうでない学生にも参考になると思います。全学年を対象としていますので、ぜひ参加してください。

日時:10月19日(木) 4限目
場所:講堂   対象:全学年
内容:14:40~14:50 オリエンテーション、
(予定)14:50~15:30 第一管区海上保安部
   15:30~16:10 北海道警察

お知らせ

HAKODATEアカデミックリンク2023 4年ぶり対面開催!!

函館市内8高等教育機関の学生が一堂に会し、普段研究している内容や成果などをポスター展示や実演によって発表し合う合同研究発表会「アカデミックリンク」が、11月3日(金・祝)に函館アリーナ 武道館で4年ぶりに対面開催されることが決定しました。
 また対面開催終了後、11月17日(金)12:00~12月17日(日)20:00の期間にはCCHホームページに特設サイトを設け、アカデミックリンク2023成果展示会も行う予定です。
 本校からは、2チームが参加予定で現在、準備中です。詳細については、本校ホームページで再度お知らせします。

第25回はこだてロシアまつり開催

今年度の「はこだてロシアまつり」は、来年2月10日(土)に実施する予定です。当日のプログラムについては、詳細が決まり次第、ホームページでお知らせします。

今年度のロシア人留学生来函 中止について

例年、(一社)函館青年会議所・(公社)函館法人会青年部会・函館建青会・函館青色申告会青年部・えぞ共和国・函館商工会議所青年部のまちづくり青年6団体などから成る「ロシア極東大学留学生支援実行委員会」の招聘事業により、ロシア人留学生が来函していましたが、ロシアによるウクライナ侵攻の影響のため、総合的に判断し、残念ながら昨年度に引き続き今年度の事業実施も中止となりました。

オトナのマトリョーシカ絵付け体験教室

一般市民を対象とした「オトナのマトリョーシカ絵付け体験教室」を開催します。2014年から毎年、小学生を対象とした「夏休みマトリョーシカ絵付け体験教室」を開催していますが、大人向けの教室を要望する声が多かったため、大人を対象とした教室を開催も2021年から始めました。
当日は、ロシア人教員が鉛筆で下絵を描いた白木のマトリョーシカに、自分の好きな色を塗ったり模様を付けて完成させる作業で、マトリョーシカを始め必要な道具は本校で準備します。寒い季節に温かい部屋の中で、自分だけのマトリョーシカを仕上げていただく、楽しいイベントです。
 詳しくはホームページにも掲載しております。

日時:12月2日(土) 9:00~12:00
場所:ロシア極東連邦総合大学函館校 2F ロシアセンター
費用:一人2,000円(当日いただきます)
定員:10名
申込:ロシア極東連邦総合大学函館校事務局までお電話でお申し込みください。定員になり次第、締め切ります。
電話:0138-26-6523(月~金 9:00~17:00)

△昨年の様子

短 信

函館港まつり・いか踊りに参加

8月1日~5日の日程で開催された、開港164周年記念・函館港まつりの期間中の8月3日(木)、4年ぶりに復活した名物「函館いか踊り」に1年生と教職員の有志が参加しました。
参加したのはパレード「ワッショイはこだて 千代台・五稜郭コース」の1㎞です。今回は、ロシア極東大学留学生支援実行委員会のメンバーで、過去にはロシア人留学生のホストファミリーなども引き受けていただいた菅原組グループからのお誘いで、グループの一員として参加しました。
学生たちは前期試験直前でしたが、函館の夏を満喫することができました。ありがとうございました。

カルチャーナイト実施しました

9月22日(金)の夜、普段は外観でしか見ることができない教育・文化・民間施設が夜間開放されるイベント「はこだてカルチャーナイト2023」が開催されました。本校がこれに参加するのはコロナ前の2019年以来4年ぶりでした。小学生を中心に家族連れが多く来校し、入場者は過去最高の161名となりました。 
ロシアの民族衣装を着てスマホで写真撮影をしたほか、自分の名前をロシア語で書いて缶バッジやネームカードを作るコーナーでは、ロシア人の先生に見てもらいながら、みなさん上手に書くことができ、記念に持ち帰っていただきました。文化の秋を楽しみました。

第2回オープンキャンパス実施しました

9月24日(日)に第2回オープンキャンパスを開催しました。今回は対面参加とオンライン参加(Zoomでライブ配信視聴)が選べるハイブリッド方式で行いました。
渡辺理事長の開会挨拶から始まり、次に教員一人ひとりが自己紹介を行い、続いて大渡事務局長から「学校紹介」を行いました。
「学生生活紹介」では学生自治会役員が、写真を見せながら、学生の目線で授業や、学校行事、サークル活動について、1年間の流れに沿って説明しました。
「卒業生の進路と就職について」では、前回に引き続き、2021年にロシア地域学科を卒業し、現在はモスクワの在ロシア日本国大使館で派遣員として働いている竹内のぞみさんとオンラインでつなぎ、自身の学生時代から現在までを振り返り、仕事を通して感じることなどを話してもらいました。
次に行われたデルカーチ副校長による「実用ロシア語文法」の模擬授業では、1年生が4月からの学習成果を披露しました。配られたプリントをその場で読んで訳したり、文章の内容に基づいた質疑応答をロシア語で行う学生たちを見て、参加者からは「発言の機会がたくさんあり、実践的な授業ですね」という感想をいただきました。
その後、食堂に移動して行われた「教職員・在校生との歓談」は実に4年ぶりに実施しました。ピロシキ(ロシアのパン)とロシアンティーを楽しみながら、ロシア語や学校行事のことを話題に盛り上がりました。
今回のオープンキャンパスで参加者の皆さんは本校での学校生活を具体的にイメージし、安心することができたのではないかと思います。
次回は、オンラインのみでの開催となりますが2024年1月20日(土)10:00~を予定しています。参加をご希望される方は、ホームページよりお申込みください。

函館日ロ親善協会からのお知らせ

現在、主だった活動はできておりません。

≪係りより≫

暑い夏が終わり、過ごしやすい秋の函館となりました。秋の夜長、勉強にも集中しやすい時期です。これから、アカデミックリンクやАБВГ-Dayなど発表する機会があり、準備に忙しくなると思いますが体調管理も忘れずに。(福尾)