北海道南茅部高等学校1年生のみなさんが来校しました
4月20日(土)市内の南茅部高等学校1年生のみなさん9名が来校しました。
今年は3回目の訪問となりました。今年もまた、南茅部という土地柄を考え、生徒の皆さんにとって身近である海や魚を話題に選ばせていただきました。
イルクーツク生まれのデルカーチ・フョードル副校長から、初めて海の水を飲んだ時の驚きや、イルクーツク近くの淡水で有名なバイカル湖に関わるお話がありました。336本もの川が流れこんでいるが、湖から出ていくのはアンガラ河だけ。アンガラ河を娘に例えた民話も残っている。氷河期は海だったため、今でこそ海からかなり離れた内陸地だが、バイカルアザラシという小型のアザラシが生息している。冬になると数メートルもの厚い氷が張るため、この湖の上に軌道を置き、機関車を付けない列車を通していた時代があった。バイカル湖には固有種が多く、オームリという魚が有名。白身の淡泊な味だが、オリーブオイルを使ったソースをかけて食べるととてもおいしい。
魚や貝のロシア語名や特徴を示した絵を見ながら、一緒に発音し、さらに魚や海の生き物の日本語名を当てるクイズも行いました。見事に言い当て、たいへん盛り上がりました。
ロシア語アルファベット表を見ながら、名札に自分の名前を書き、「私の名前は〇〇です」、という簡単なロシア語会話も勉強しました。
最後に、ロシアの伝統的楽器バラライカ、マトリョーシカ、そしてロシアの湯沸かしサモワールなどを見ながら、ロシアのお茶の飲み方(サモワールから熱々のお湯をティーカップに入れ、ティーポットに入っている煮出した紅茶をティーカップに注ぐなど)も学ぶなど、ロシアの文化にも触れていただきました。
1時間程度の短い訪問でしたが、ロシアへの理解を深め、地理的に近いロシアへの親近感を抱くきっかけとなったのではないでしょうか。
来年もまたお待ちしています。