函館日ロ親善協会 総会・懇親会を開催
5月24日(金)、函館日ロ親善協会の定期総会・懇親会が五島軒本店で開催されました。平成30年度の事業および決算報告のあと、令和元年度の事業計画と予算案が審議に掛けられ、承認を得ました。
1989年当時、函館日ソ親善協会として設立された函館日ロ親善協会は本年設立30周年を迎えました。今年度の事業計画では、同じく開校25周年と記念の年を迎えたロシア極東連邦総合大学函館校との共催により市民を無料招待する記念コンサートの開催や、昨年、北海道胆振東部地震のため中止となった食のイベント・はこだてグルメサーカスに、今年は極東大学函館校の学生チーム「ピロシキ八幡坂」の協力を得て合同で参加することなどが提案され、了承されました。
続く懇親会には、今年も来賓として在札幌ロシア連邦総領事館よりファブリーチニコフ・アンドレイ総領事がご出席されました。総領事はこの7月に約5年の任期を終えモスクワに帰国する予定で、最後の函館訪問になるものと思われます。会の前には函館市役所を表敬訪問し、工藤壽樹市長への退任あいさつと、今後のさらなる日ロ交流の拡大に向けて懇談が行われました。
祝杯の発声でファブリーチニコフ総領事はこの5年間を振り返り、数えきれないほど函館に来たこと、ガルージン・ミハイル駐日大使やロシアの国会議員団を函館に迎えたこと、昨年のロシア海軍艦艇「ワリャーグ」の函館入港受入れなどを思い出として語りました。
設立30周年を迎えた函館日ロ親善協会に対し、今までの長きに亘る活動を讃えるとともに、ロシアを象徴する木・ナナカマドの実が入ったウオッカが小柏哲史会長に贈呈されました。また、函館校に対しモスクワで2013年に復刻出版された、初代ロシア領事ゴシケーヴィチが編纂した和露辞典『和魯通言比考』がイリイン・セルゲイ校長に寄贈されました。
懇親会では会員相互が親睦を深め、和やかにお開きとなりました。