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セミナー「ロシアで働く~JALウラジオストク支店の活動とその背景~」開講

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5月17日(月)、日本航空株式会社ウラジオストク支店様主催による標記セミナーがオンラインにて開講されました。函館校では年2~3回、全学生を対象に特別授業を開講しており、今回はその一つとして行われました。

2020~2021年は日露両国が定める日露地域交流年であり、このセミナーは公式イベントとして開催されました。ウラジオストク市と函館市は1992年に姉妹都市提携を結んでいます。極東連邦総合大学と日本航空株式会社(以下「JAL」)とは今年3月、産学連携協定を締結しました。これは人的・知的資源を活用し、連携のもと、教育などの分野において日露間の学術的、文化的交流の発展に寄与することを目的としており、学生向け講座の実施や、将来的にはJALでの就業体験プログラム実施などを予定しています。

JALは2020年2月に成田―ウラジオストク線が就航した矢先、新型コロナウィルス感染症の拡大により、現在は運休が続いています。函館校の学生も本来、ロシア地域学科(4年制)は3年次に3か月、ロシア語科(2年制)は2年次に1か月、ウラジオストクの極東大学本学に留学することが必須となっておりますが、昨年度はコロナ禍により実施できませんでした。その結果、在校生でウラジオストク留学実習に参加経験のある学生が一人もいないという状況のため、現在のウラジオストクの様子を知ること、さらにロシア語を使い実際にロシアで働く皆様からお話を伺うことで、学生の将来の指針とすることを目的として今回のセミナーが実現しました。

この日のセミナーでは、JALウラジオストク支店の竹山祐次支店長以下8名のスタッフの皆様が参加してくださいました。白石純一マネージャーを中心に「ウラジオストク支店を立ち上げるまで」、「日露のエアラインビジネス」などのテーマに沿ってお話いただきました。
また、ロシア人スタッフによるウラジオストクのおすすめスポット紹介や、日本人スタッフのみなさまが、本社からの派遣で行っているのか、現地採用かの違いや、どのように今のポジションに就いたのか、ロシア語をどのように勉強し生かしてきたか、学生時代の今だからこそ行っておくべきことなど、大変説得力のある内容で、興味深く教えていただくことができました。

質疑応答では学生から、コロナで雇用環境が変わったか、お給料はどのくらい?など現実的な質問が出されました。

今はまだ、ウラジオストクに気軽に行ける状況ではありませんが、往来が再開されるようになれば、“JALの翼”でウラジオストク留学に行きたいと思います。このたび貴重なお話をお聞かせいただき、ご準備いただいた日本航空ウラジオストク支店のみなさまのご協力に心より感謝申し上げます。

P1280324_R.jpg P1280327_R.jpg JAL_R.jpg