コンサート“「極東の窓」から”Vol.3を開催しました
7月15日(木)の夜、函館校講堂にてピアノ・高実希子さん、ヴァイオリン・田代裕貴さんによるコンサートを講堂にて開催しました。このシリーズは、2019年に函館校開校25周年ならびに函館日ロ親善協会設立30周年を記念したコンサートを、函館市芸術ホールで開催して以来続いているものです。今回は函館校と函館校自治会が主催し、自治会副会長の中澤純さんが開会のあいさつをしました。
2019年のコンサートでは約500名の市民のみなさまにお越しいただきましたが、昨年に引き続き今年も新型コロナ対策のため、学生教職員とロシア語市民講座の受講生など関係者のみのご案内とし、限定30名で開催しました。
毎回、ロシアにちなんだ楽曲をメインに演奏していただいておりますが、今回はフィンランドの作曲家・シベリウスの小品もありました。スウェーデン在住の田代さんの言葉によると、「フィンランドは自分が現在住んでいるスウェーデンとロシアの間をつなぐ国でもある」ということで、北欧の透明感のある演奏を披露してくださいました。
今年の目玉はプロコフィエフ作曲のヴァイオリン・ソナタ第2番ニ長調 Op.94bisで、25分にもおよぶこの曲はあまり聴く機会が少ないのですが、素晴らしい熱演で、ピアノとヴァイオリンが交互に繰り広げる優しさや激しさといった緩急のソナタに会場全員が酔いしれ、満場の拍手で終了しました。あっという間の1時間でした。