実際にロシアでの生活の中で
さまざまなことを学びます。
ウラジオストク留学実習
ウラジオストク留学実習とは?
留学実習について
ウラジオストク到着〜日本帰国
4~5月 |
第1回説明会
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5~6月 |
第2回、第3回説明会
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7~8月 |
第4回説明会
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9月初旬 |
渡航手続き完了
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9月中旬 |
留学実習出発 |
ウラジオストク到着〜日本帰国
到着の翌日 |
本学での入校手続き、クラス分け |
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到着の翌々日 |
授業開始 |
ー |
留学実習 |
帰国前々日 |
授業終了 |
帰国前日 |
修了証書授与 |
帰国 |
ウラジオストク空港から成田空港へ |
帰国後
報告書の提出があり、報告会が開催されます。
留学まで
授業の申込み、航空券手配、ビザ申請など留学手続きについては、函館校事務局が行います。事前に数回の説明会を行い準備するので、海外渡航が初めてでも心配いりません。帰国後は意見交換や後輩に情報共有するための報告会を開きます。
留学期間の過ごし方・生活について
現地でのスケジュール
ロシア人学生との交流
また、ロシア語学校で民族舞踊などロシア文化を学ぶイベントが開催されるなど、現地のロシア人と触れ合う機会が多くあります。
放課後や休日の過ごし方
ウラジオストク留学実習での住まい
ウラジオストクでの生活
部屋は2~3人の共同生活です。洗濯は部屋で手洗いするか、市内のコインランドリーを利用することもできます。
資格取得について
ТРКИ(テルキ・外国人のためのロシア語検定試験)
費用(1ヵ月・街の寮の場合/2021年実績例)
函館校へ支払い
留学実習手数料 | 10,000円 |
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成田―ウラジオストク (往復航空券代) |
57,000円 |
計 | 67,000円 |
現地で支払い
申込手数料 | 6,000円 |
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授業料 | 34,000円 |
寮費 | 1,400円 |
健康保険料、その他諸経費 | 9,000円 |
計 | 50,400円 |
留学体験談
岡島 柊
ロシア語科
学習面においては、授業全般が少しハイレベルであったため、歯ごたえのある経験が得られました。特に文法の授業では、重文・複文や語結合など、函館校の授業では取り扱われないような概念が多く現れた上、かつ、それらをロシア語で説明しなければならないというのが、最も刺激的で有意義に感じられました。会話の授業においても、日本やロシアの文化や、単語の意味の違いを始めとした、ありとあらゆるものを全てロシア語で説明することを求められ、非常にやり甲斐が感じられました。
これらのことから、授業においては、単に単語や文法の知識だけでなく、それを口頭のロシア語で如何に表現するか、どのような思考回路で物事を捉えていくのか、という経験、いわゆる「パ・ルースキ(ロシア流)」を多く学び取れたと思います。
次に生活面についてです。私は、まだ親元で生活しており、実家以外で1カ月以上の生活および共同生活は未体験でした。その初体験をロシア、ウラジオストクで行ったことにより、様々な驚きがありました。
海外という場所も初体験でしたので、街の中も全て新鮮でした。街の探索では、色々な文化や歴史を目の当たりにすることが出来ました。寮から街に出ようとしたすぐそこにある教会や、中心部の港にある大きな戦士像など歴史的建造物も、沢山見かけられました。インターネットや教科書だけでしか見たことのなかった芸術が、今まさに目の前にある、というのはとても感慨深いものです。
ロシア人のみならず、中東系の民族や、戦争から逃れてきた朝鮮人の子孫など、様々な人々との関わりを体験することが出来ました。中でも、初日に出会い会話に花を咲かせたタクシー運転手のウズベク人男性は特に個性が強く、いまだに顔が思い出せるほどです。
また、交通ルールなどにも違いがあり、日本と比べ信号が少ない割に車自体は多く、傍から見ると、いつ事故が起こるのかとヒヤヒヤするのですが、どうやらそのような環境によって住民の間での暗黙の運転ルールや注意意識が良く育まれているらしく、事故の現場を見かけることは一度もありませんでした。
函館校とは一味違う授業内容、そして新鮮な芸術や、個性豊かな人々との関わり。事前に立てた実習での目的など、ものの数日で達成できてしまうほど、本留学ではそのような、日本国内では味わい得ない、刺激的な経験を得ることが出来ました。
岡島 柊
ロシア地域学科
ロシア語の学習においては、日常での会話より授業で学ぶことの方が多かったです。授業では、もちろん先生方も全てロシア語で話し、話の内容を説明する際にもロシア語のみでしか伝える事が出来ないので、何とか伝えようと知っている言葉を探して伝えようと努力しました。その際に、新しく知った言葉などを使うこともあったので、インプットと同時にアウトプットの機会が多くなったことを感じました。
日常生活では、日本とロシアの文化の違いを肌で感じる事が出来ました。店でも拙いロシア語で店員の方に話しかけると、愛想よく説明してくれ、おすすめの商品を教えてくれたりもしました。また、タクシーが注文場所に来ず困っていた時、近くの学生さんに助けを求めてタクシードライバーと直接電話で話をしてもらったのですが、その際も親切に対応してくれました。現地の人とのコミュニケーションにおいては、会話がほぼ全てであることは分かっていたはずなのに、函館校の授業内でロシア人教員と会話する際もつい日本語を使ってしまっていました。私は会話の授業より、どちらかというと文法の授業の方が好きなので、身体でロシア語を覚えるというよりも、考える作業の方が多くなってしまっていたことに気づきました。そのような意味で、留学は最高の実践の場でした。人それぞれ語学を学ぶ目的は違うと思いますが、私にとっては「学ぶ」だけでなく、実践で習得することも大事な目標であるのに、そのための努力が自分には全く足りていなかった事に気付かされました。間違えても伝える事が大切で、必死に伝えようとする事で人の心は動くと思うのですが、私の場合、そもそも語彙数が足りず、他の言葉で言い換える事も出来ませんでした。新しい語彙を学ぶ時には、それと同時に類義語や対義語を学ぶことの大切さを思い知りました。
今回は、極東大学本校の日本語学科の学生さん達と交流する機会にも恵まれました。日本語の授業に参加させていただいたので、主には日本語での会話が中心でした。彼らの日本語の上手さに感激したと同時に、これからも交流を続けていくためにも、もっとロシア語が話せるようになろうと思いました。
海外インターンシップ
海外インターンシップ
ロシアで業務展開している企業を訪問し、現場での見聞を通してロシアへの理解を深める、さらには自己の将来の進路を決定する上で役立てることが、この研修の目的で、学習したロシア語の力を実践する絶好の機会でもあります。
インターンシップ先として、東京の総合商社やモスクワの現地法人、空港、倉庫などの見学を行います。また、モスクワ・サンクトペテルブルク両日本センターの見学、サンクトペテルブルク大学で日本語を学ぶ学生との交流など、盛りだくさんな内容です。
ロシアの他大学への短期留学
モスクワにあるプーシキン記念ロシア語大学や、アストラハン国立大学等への短期留学(1ヵ月)など、在学中にロシアの他大学へ留学した実績があります。夏休みなど長期休暇を利用したり、内容によっては函館校の授業の一環として認められる場合や、審査のうえ留学奨学金から渡航費や宿泊費が支給されることもあります。