極東の窓

ロシア極東連邦総合大学函館校がお送りする極東情報満載のページ。
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「函館におけるロシア年」展示のお知らせ

 ロシアが函館に日本で最初の領事館を開設してから150年、大火の後現在の旧ロシア領事館が再建されて100年にあたる今年は、函館市が「函館におけるロシア年」と位置づけ、さまざまな関連行事が開催されています。
 現在、函館市地域交流まちづくりセンター1Fでは「ロシア領事館函館 開設150年展」を開催中。150年前の開設から、函館市の研修施設「道南青年の家」として使われていたころの資料、今の在札幌ロシア連邦総領事館函館事務所所長であるブロワレツ領事のメッセージなどが展示されています。
 また、函館市中央図書館では入り口に「函館におけるロシア年」展示コーナーを設け、収蔵する図書218冊や映像資料6点を展示しています。中には1861年、函館の領事館付司祭が日本の子ども向けに作成した木版刷りの語学教本「ろしやのいろは」の複製本など貴重な資料もあり、実際に手にとって見ることができます。その他、歴史、経済などの専門書から絵本、料理本といった身近なものまであり、一部は貸し出しも行っています。ブックリストは中央図書館のホームページからダウンロードすることもできます。読書の秋、ロシアに触れるいい機会です。
 ともに入場無料です。それぞれの詳細は下記をご覧ください。
函館市地域交流まちづくりセンター「ロシア領事館函館 開設150年展」
9月29日(月)まで
函館市中央図書館「函館におけるロシア年」展示
10月21日(火)まで