極東の窓

ロシア極東連邦総合大学函館校がお送りする極東情報満載のページ。
函館から、ウラジオストクから、様々な書き手がお届けします。

ロシアの定番おやつ!?スィローク

函館校

先日、卒業生で去年の夏までウラジオストクに住んでいた方からとある情報をいただいた。
ロシアで定番のスィローク(Сырок:сырはロシア語でチーズの意味)というお菓子が日本でも、そしてこの函館でも業務スーパーで手に入るらしい、とのこと!
情報化社会、インターネットで様々な情報が手に入るが、顔を知っている人からの情報というのはやはり元ネタがインターネットからでも嬉しい。しかも、今回の場合は食べたことのある人からの生の声でもある。これは食べてみないといけない。
卒業生の方いわく、子どもたちのおやつとして幼稚園でも出ていたポピュラーなものだという。
スィロークというお菓子について、ロシア人の先生方に聞いたところ「Птичье Молоко(鳥のミルク)」というチョコレート菓子を冷やしたものに似ているとのこと。
ちなみにロシアで売っているものは、保存料などが入っていないので賞味期限が1週間もないらしい。中にはジャムが入っているものもあるのだそう。
とにもかくにも、まずは買って食べてみよう、ということで近くの業務スーパーへ。
他地域では売り切れになっている種類もあるそうだが、函館では全種類を複数購入することができた!(やったね!)
パッケージを見るとリトアニア産で味はバニラ、ストロベリー、ブルーベリーの三種類。



函館でも日差しの強くなってきた6月下旬、早速みんなで試食!
お茶のお供におひとつどうぞ。
 
味は日本語のパッケージ通り、チーズケーキバーというだけあってノーマルなバニラ風味でも結構酸味がある。ストロベリーやブルーベリーのほうが癖が無く、食べやすいかも。
割ってみるとこんな感じ。中に何か入っているわけではなく、それぞれチーズケーキ風味のアイス?がベルギーチョコレートでコーティングされている。
なぜ、「アイス?」なのかというと、どうも中身はアイスではないらしい。ロシアで売られている物は、中身はスフレ状になっており、凍らせることはないのだそう。多分、これもそうで凍らせるべきものではないものを凍らせているため、冷凍庫から出したばかりだととても固くて食べられなかった。(写真は包丁で切った)

しかし、味はとても美味しい!職員室に「美味しいー!」との声がこだまする。
先生方からはどこで買ったと質問攻め。店を教えるが、まだ売っているのかが心配。まぁ、この場はみんなで美味しく、楽しめたので良かったと思おう!
今度はウラジオストクで本物を食べたいな。