ロシアの缶詰
サハリンの缶詰をいただきました。サケマスのラグー(煮込み)やコンブのイカのサラダなど、中身は様々です。
これが米原万里さんの著書で有名な“ЗАВТРАК ТУРИСТА”、「旅行者の朝食」です。この缶は魚ベース。非常にまずいものとして書かれていますが、値段が安いので、ソ連時代に学生だったうちの先生方も、この缶詰にはずいぶん助けられたとか。今となっては懐かしいもののようです。
そしてこれはなんと、イソギンチャクの缶詰!
トマトソースで、コンブと野菜が入っていると書いてあります。イソギンチャクなんて、どんな味なのか想像もつかないと思って先生に聞いてみたら、「ナマコと一緒ですよ」と言われました。
そう言えば中国では、かつてウラジオストクのことをハイシェンウェイ、“ナマコの入江”と呼んだとか。ロシア人はナマコを焼いたり、サリャンカ(スープ)にして食べるそうです。