ロシアフェスティバルin神戸
10月24日(土)、神戸市勤労会館で開催された「ロシアフェスティバルin神戸」に行ってきました!
当初、ビルの入り口には“RUSSIAN FESTIVAL”と書かれた紙が1枚貼ってあるだけで、本当にここでいいの?と不安になりましたが、7Fでエレベーターを降りた途端、あざやかなサラファンに身を包んだロシア美人や走り回る子どもたちの熱気にすっかりあてられてしまいました。
ロビーで開催されたバザーには、函館校がいつもロシアまつりでお世話になる神戸の「ロシア雑貨・いりえのほとり」も出店し、マトリョーシカや小物の販売のほか、日本初上陸のロシア蜂蜜の発酵酒、メドブーハの試飲販売を行っていました。
このメドブーハは蜂蜜のやさしい甘さと酵母発酵による微炭酸、黄金色が特徴のお酒で、アルコール度数はビール並みの5%。店主の牛塚いづみさんが惚れ込んで、生産地の古都スズダリに何度も交渉に出かけ、やっと輸入にこぎつけたものだそうで、口当たりがよく、くいくい飲めまちゃいます。
ほかにはボルシチやブリヌイ、サラダなどのロシア料理、グルジアワイン、チョコレート、毛織物やグジェリ陶器などが所狭しと並べられていました。
そもそも神戸にはロシア人が多く移り住んできており、日本のデパートで売られているチョコレートのブランド「モロゾフ」、「コスモポリタン」、「ゴンチャロフ」などは神戸のロシア人亡命者からスタートしたブランド。このイベントも在神ロシア人が企画したものです。ここに集まったのは神戸だけでなく、関西一円に住むロシア人たちで、こんなにもいるのか、と驚きます。
会場の話では、来場者の90%がロシア人およびその家族だそうで、日本人にロシア文化を広めるというよりも、ロシア人自らがとても楽しんでいるお祭りに見えました。
ステージでは歌、楽器演奏、ダンスなど、美しい衣装に身を包んだ演奏家たちがクオリティの高い演奏を披露しました。また、音楽に合わせ、来場者が手に手を取ってハラボット(хоровод=輪舞)を始めると、どんどん輪も大きくなり、盛り上がりを見せていました。
フェスティバルの帰りには、北野にある「いりえのほとり」のお店にも寄ってみました。かわいいロシア雑貨がお店いっぱいに並んでいますよ。みなさんも神戸散策の折にはぜひお立ち寄りくださいね。