卒業証書授与式を行いました
3月18日(金)、令和3年度卒業証書授与式が挙行されました。ロシア地域学科5名、ロシア語科2名の学生が、慣れ親しんだ学び舎からそれぞれの道へと歩み出しましました。
新型コロナウイルス対応のため、ご来賓へのご案内を控え、内容も短縮しましたが、ご家族や在校生、教職員にあたたかく見守られての卒業となりました。参列できないご家族のために、式の様子を感じていただけるよう、オンライン配信も行いました。
まず、卒業生一人ひとりにイリイン・セルゲイ校長から卒業証書が手渡され、続いて成績優秀者に特別賞が授与されました。
今年度の特別賞受賞者は、以下のとおりです。
校長賞 ロシア地域学科 安井燎大
函館市長賞 ロシア地域学科 関口颯
北海道専修学校各種学校連合会理事長賞 ロシア地域学科 久保正敏
学生活動賞 ロシア語科 岡島柊
奨励賞 ロシア語科 笠井大輔
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また、本学園の評議員であった石館とみ様のご高配により創設された「石館とみ奨学金」の今年度の奨学生2名に各175,000円の奨学金が渡辺善行理事長より授与されました。
ロシア地域学科3年 佐竹朔湧
ロシア地域学科2年 弓田眞悟
続いて、イリイン校長が学校長式辞を述べ、ここを卒業しても私たちは家族、いつでもここでみなさんを待っている、とこれからの活躍を祈りました。
函館市長 工藤壽樹様からの祝辞を代読したほか、ロシア極東連邦総合大学函館校同窓会長 小柏哲史様からは、自分はこの学校を卒業してからもずっと学校と関わっている。ロシア語を学んだみなさんなら、ニュースで得る情報以上に世界のいろいろなことを知ることができる、とはなむけのお言葉を頂戴しました。
在校生送辞では、ロシア地域学科3年 中島香理さんがロシア語で、同2年 鈴木貴大さんが日本語で、学校行事や放課後の交流を通してみなさんから私生活や将来について助けていただいた、その姿は今でも在学生の目に力強く映っている、と先輩方に贈る言葉を述べました。
卒業生答辞では、ロシア地域学科 竹中美紀さんがロシア語で、ロシア語科 笠井大輔さんが日本語で、一番の思い出はウラジオストク本学への留学、知識や体験だけでなく、自主性や能動的に行動する大切さを学んだ経験を、これからの生活や仕事に活かす、と決意を述べました。
(卒業生による学校生活の思い出は、学報4月号でご覧ください)。
最後に盛大な拍手に送られて、新しい世界へと旅立って行きました。
また、卒業式の後には恒例の学生自治会主催パーティーが講堂で開催されました。
学生生活を振り返るスライドショーや本校合唱サークル「コール八幡坂」による歌の披露、そして教授陣による「新社会人イニシエーション」を行いました。
これは、ワサビ入りのおにぎり(社会人生活の厳しさの象徴)を食べ、手渡された救いの水を飲み、新社会人のメダルを首に掛けられ、最後に分厚い本でお尻を叩かれ学校を追い出される、という恒例行事です。これから困難な状況があったとしても、それを救ってくれるのはいつも知性である、まだまだ勉強を続けなさい、という意味が込められています。
ここ2年間はコロナのため、ワサビおにぎりは省略していましたが、今回は感染対策を行って復活させました。
最後に、在校生から卒業生に、在学中の写真や在校生教職員のメッセージを書き込んだアルバムと花束が手渡されました。
今、世界は大変困難な時代となり、これから社会に出ていく卒業生にも少なからず影響があるかもしれませんが、ロシア語という厳しい学問を習得したみなさんなら立ち向かっていけるはずです。これからの皆さんのご活躍をお祈りしています。