極東の窓

ロシア極東連邦総合大学函館校がお送りする極東情報満載のページ。
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夏休みマトリョーシカ絵付け体験教室を開催

函館校

8月8日(火)、小学生を対象とした夏休みマトリョーシカ絵付け体験教室を開催しました。毎年、子どもたちに夏休みの自由研究に役立ててもらおうと実施しており、今年で10回目となりました。今回も定員10名の参加者がすぐに集まった人気のイベントで、函館市内はもとより、遠くは兵庫県からも参加者がありました。

はじめに、みなさんにロシア語で小学校の名前と氏名が書かれた名札をプレゼントしました。イリイン・セルゲイ校長が「マトリョーシカは明るい顔をしているもの。ぜひ明るい表情のマトリョーシカを作ってください」と激励しました。

続いて担当するデルカーチ・フョードル副校長が、マトリョーシカの服装について、「サラファン」という女性の民族衣装を見せながら解説しました。絵筆の使い方や色の作り方、塗る順番など基本動作を説明し、いよいよ絵付けが始まりました。
あらかじめデルカーチ先生が鉛筆で下絵を描いたマトリョーシカに、思い思いの色を塗り、ブラウスの袖にロシアっぽい模様を描いたり、頭に被せたロシアのショール“プラトーク”の部分に麺棒で花模様を付けたりしました。一番難しいのは顔の表情を描くところですが、今年はみなさん落ち着いて作業することができ、美人のマトリョーシカが揃いました。世界で一つだけのマトリョーシカの完成です。

先生が表面にラッカーをかけて仕上げた自分だけのマトリョーシカを手にして、笑顔で記念撮影をし、みんなで拍手をして教室は終了となりました。