2025はこだてロシアまつり大盛況にて終了
2月11日(火・祝)、“大感謝祭”をテーマに「第27回はこだてロシアまつり」が行われました。
凍えるような風が吹く中でしたが、予想をはるかに超える多くのお客様にご来場いただきました。ご報告とともに、このまつりを様々な形で支えてくださった皆様に心より感謝申し上げます。
はじめに、屋外会場の本校駐車場にて、ロシア地域学科2年の渡邉晟矢実行委員長(自治会会長)が開会宣言をし、その後、冬を追い出し、春を祝う、ロシアの伝統行事「マースレニッツァ」を行いました。春の神「ヤリロ」と太陽が、ワラ人形の冬の女神「モレーナ」の隣で、もう冬は終わりにしよう!と話しかけ、本校のコーラスグループ「コール八幡坂」の学生たちが別れの歌を歌います。計3曲歌を披露したところで、太陽がモレーナに貼られた「冬」の文字に、糸偏を書き足して「終」に変えて、冬に終わりを告げました。そしてモレーナに火がつけられると、仕掛けた爆竹にもすぐに火が移り、バチバチッと大きな音を立ててより一層燃え上がります。あっという間に燃えつき、これで「春」の到来です。マースレニッツァが終わる頃には、お天気も良くなり、本当にお日様が顔を出しました。



その後の催し物は、場所を移してすべて校内で行われました。
ロシアカフェの食券売り場は長蛇の列ができ、ロシアカフェは当初予定より少し早めてオープンしました。皆様寒い中お待ちいただいたので、ロシアのスープ「ボルシチ」はあっという間に完売となり、ほかマースレニッツァに必ず食べる「ブリヌイ(ロシア風クレープ)」、「ピロシキ」やミックスベリーを入れた温かい「フルーツティー」などもお陰様で完売となりました!
またキオスクコーナーでは、学生手作りのフェルトソープのほか、マトリョーシカ、ベレスタ(白樺細工)などのロシア民芸品などを販売しました。開店直後からこちらも大変な賑わいで、常に学生たちが商品の説明をしている姿が印象的でした。今年は“大感謝祭”ということもあり、学校に残るソ連の古切手やバッジ、琥珀を貼り付けた絵、ロシアの建物や飛行機が作れるクラフトブックなど、レアなものも大放出しました。
同じ教室内で実施した「ロシア語で名前を書こう(缶バッジ作成)」のコーナーも年齢問わず楽しんでいただけたようです。



休憩所で開催された「Tシャツで振り返るロシアまつり展」では過去のまつりと開校記念コンサートで製作された26枚のTシャツが、その時々の開催テーマとともにずらりと並びました。在庫のあるものはキオスクで販売し、こちらも50枚以上も売れる盛況となりました。
本校イリイン・ロマン先生による「はじめてのロシア語教室」は、30分のクラスを2回行いましたがどちらも定員を超す申し込みで、残念なことにお断りする方もいたほどでした。
最後に行われた学生発表では、ソ連時代から現代ロシアまでの宇宙開発の歴史や夢を綴った「ロシア宇宙軍の歌」について解説したのち、歌唱を披露しました。続いて2024年9月から1ヵ月間、ウラジオストク留学実習を経験した学生が留学時にロシア語で書いた日記を元に、金角湾を8時間かけて一周したとある一日について多数の画像を見せながら発表しました。二人の発表をご覧いただいた来場者の方からは、「映像を使ってのお話が楽しかったです」「素晴らしい熱唱だった」「いつかウラジオストクに行ってみたい」などの感想をいただきました。



以上のように、市民の皆様に日ごろの感謝の気持ちを込め、卒業生等のサポートも受けながら学生・教職員が一丸となり頑張りました。皆様にとってロシアと極東大学への理解を深めていただける機会となったのなら幸いです。
※当日の様子は、函館市民ニュースでも取り上げられました。
こちらからご覧いただけます。⇒函館市民ニュース(函館市公式動画チャンネル)