No.120 2024.07"Миллион звезд" ミリオン・ズビョースト/百万の星

クラシック音楽とロシア文学

ロシア極東連邦総合大学函館校 教授 スレイメノヴァ・アイーダ

6月28日(金)、私たちにとって大きな音楽の祭りが再び行われます(注:開校30周年記念コンサート「『極東の窓』から」Vol.5)。ピアノとバイオリンを聴きながら、「音楽とは、何か?」、「文学とは何か?」等の問をもう一度考えるでしょう。ロシア人は名曲を聴く時、曲にある独特なイメージを連想させることがあります。例えば、今回のコンサートで演奏される、ベートーヴェンの「クロイツェル・ソナタ」もレフ・トルストイの小説『クロイツェル・ソナタ』と関係があります。この関係についての説明は難しいですが、他の音楽の作品と文学の作品の間でも連想することがあります。
一つ目は、「近代ロシア音楽の父」と呼ばれたミハイル・イヴァーノヴィチ・グリンカ(1804‐1857)の作品です。彼は、1842年に『ルスランとリュドミラ』というオペラを作曲しました。全世界の音楽ファンたちがこのオペラの序曲を愛していますが、ロシア人はこの曲のもとになった文学作品を探しています。これは、ロシアの国民的詩人であったアレクサンドル・プーシキン(1799-1837)の『ルスランとリュドミラ』の長詩ではないかとされています。悪魔にさらわれた大公の娘リュドミラを勇士ルスランが救いにいく冒険物語でした。1820年の初出は上流社会の中である程度のスキャンダルを起こしたことも説明しなければなりません。プーシキンの物語詩には、当時のロシア語にはない「ジージー」等の子音、俗語の単語と句などがあり、それに慣れていない貴族たちは批判をしましたが、若い読者の中では大人気となりました。伝統的な英雄叙事詩(ブィリーナ)と民話のあらすじや、主人公の魅力は20年後グリンカのオペラで再現されました。ロシアの広い草原、森などの風景はグリンカの序曲で表現されており、これを耳にするとロシア人の心の中にはすぐこの風景が漂うことでしょう。
ソビエト時代で育った人々であれば、この曲を聴くと、『漁師と金魚についての民話』というアニメのオープニング「入り江には柏の木がある」の詩的な動画を思い出します。この「入り江には柏の木がある」という詩も『ルスランとリュドミラ』のプロローグです。おとぎ話の風景の中には、バーバー・ヤガと彼女の丸太小屋、密林に誰かの幽霊、人魚、魔術師と魔女、高い塔の中に悩んでいる美しい女王、不死のカシチエイ、空に飛んでいる醜い魔術師の顎鬚、その魔術師を捕まえたロシアのルスラン勇士も空に上がって飛んでいる等の様々なイメージが描かれており、これを見たロシア人はすぐ「これは本当のロシアだよ!」と考えるでしょう。アニメと共に、グリンカのオペラの序曲が連想されるのです。
二つ目は、古代ロシア文学のことについて考えると、『イーゴリ軍記』という英雄叙事詩のような古い作品が連想されます。キエフルーシ時代に作られた軍記には、イーゴリ公がポロヴェツ人の軍隊(*1)と戦っていましたが、負けて、敵の捕虜になります。この話を基にしたオペラは、1887年にアレクサンドル・ボロディン(1833-1887)が手がけましたが、未完のまま亡くなり、彼の友達であったニコライ・リムスキー・コルサコフ(1844-1908)とアレクサンドル・グラズノフ(1865-1936)が、完成させました。文学の作品とオペラの間に違いはありますが、多くのロシア人は大昔の軍記を読まなくても、イーゴリ公のアリアとポロヴェツの踊り(または韃靼(だったん)人の踊り)の曲をテレビ、デパートのコマーシャル、現在のYouTubeで楽しく聞いています。特に、ポロヴェツ踊りではないでしょうか。また、ボロディーンが作ったポロヴェツの草原の歌は、カザフスタンの音楽家(ドンブラ(*2)弾き)であるクルマンガジー・サギルバエフ(1823‐1896)のサルィー・アルカーという曲を聞いたかどうか不明ですが、二つはとても似ています。ロシアとカザフスタンの演奏者が、同じイメージをもって曲の中で、草原を表すなんて不思議ですね。
三つ目は、私が授業でよく取り上げる話です。20世紀の作曲家もロシア文学の作品に関心を持っていたので、特に映画化された作品の中で使用された名曲は文学史の授業で説明しやすいです。授業では学生に映画の一部分を見せて、作品の主人公が誰かという質問のあとで、音楽を聴かせます。観客を喜ばせたり(時々びっくりさせたり)、作品との関係やその与えるイメージについて考えさせたりします。
例えば、ミハイル・シュヴェイツェル監督の『死せる魂』(映画、1984)と『小さな悲劇』(同上、1979)で使用されているアルフレッド・シュニトケ(1934-1998)のサウンドトラックです。ニコライ・ゴーゴリの作品を基にした『死せる魂』という映画では、ペテン師の主人公チチコフの登場とともに印象的なプレッシャーをかける音楽として、使用されています。
もう一つの映画化されたアレクサンドル・プーシキンの『小さな悲劇』で主人公のラウーラの歌う歌と終わりに流れる「ペストへの讃美歌」のサウンドトラックの傑作を連想することができます。プーシキンの『小さな悲劇』の中には5つの悲劇があり、スペインの伝説に基づいた「石の客」悲劇とシェイクスピアの作品に基づいた「ペストの中での宴」(*3)悲劇があります。ラウーラの歌というのは、プーシキンの詩から作られたシュニトケのものとミハイル・グリンカの「イネジリヤのロマンス」(*4)とがあり、どちらが好きか年配のロシア人たちに尋ねると、ソビエト時代に有名になったグリンカの方が好きです。しかし、シュニトケの歌はグリンカと比較すると新しい技法を使っていました。歌った女優もプーシキンの詩をつかったシュニトケの「石の客」の風景(16-17世紀のスペイン、情熱的な恋愛関係、決闘、愛のためのリスク、強い男性と強い女性等)が心の中に残ったことでしょう。
また「ペストの讃美歌」というのは、シェイクスピア悲劇のモチーフを連想します。ペストで亡くなる人、人のいない街…この恐ろしい風景の中に、主人公たちが宴をしている変な場面があります。パンデミック時代の前の時代を思い出したり、悲しい歌を歌ったりしている人もいますが、病気に反対して踊ったりする人もいます。一流の曲は非常に悲しいものです。
しかし、新型コロナウイルスのパンデミックを経験した私たちは、16-17世紀のペストと21世紀のコロナの時代の比較、連想ができるでしょう。特に、シュニトケの讃美歌にも、プーシキンの詩にも、「死」ではなくて、「生」が勝つというイメージが生まれていることを感じることができます。ロシア音楽も、クラシック音楽にも楽観が第一になると思います。

*1 チュルク系遊牧民族、他の名称はキプチャック、クマン。
*2 二弦撥弦楽器であり、二弦撥弦楽器のコブズにならぶ、カザフの代表的な民族楽器
*3 もう一つの日本語訳のタイトルは『黒死病流行時の饗宴』である。同じくプーシキンのこの作品を題材とした管弦楽作品が、ソフィア・グバイドゥーリナによって2005年に作曲された。
*4 イネジリヤ、私はここにいる Я здесь, Инезилья(I am here Inezilla)(1834年)「私はここだ、イネジリヤ」と表記される場合もある。

学生募集停止のお知らせ

この度、ロシア極東連邦総合大学函館校は、2024年5月29日開催の学校法人函館国際学園令和6年度第一回理事会・評議員会において、令和7年度からの学生募集を停止することを決議し、6月10日に所轄庁に届を提出したことをお知らせいたします。なお、今後は今年度の入学生を含む在校生全員が当校での所定の学業を終えるまで、函館市の補助をお願いして教育の継続に万全を期す所存です。
保護者、卒業生、函館市民のみなさまをはじめ多くの関係者のみなさまに支えられてここまで来ましたことに心から感謝いたしますとともに、当校が教育事業を無事に終えられるまで引き続きご支援・ご協力を賜りますよう、何とぞよろしくお願い申し上げます。

学校法人 函館国際学園   
ロシア極東連邦総合大学函館校
理事長 渡辺 善行

【ロシア極東連邦総合大学函館校は、ロシア・ウラジオストク市の極東国立総合大学(現・極東連邦総合大学)の分校として函館市に誘致され1994年に開校して30周年を迎えます。1996年には学校法人函館国際学園を設立し、専修学校ファーイースタンステイトユニバーシティ函館校(現・専修学校ロシア極東大函館校)として北海道知事の認可を受けました。開校以来函館市ならびに市民のみなさまのあたたかいご支援を受けながら、270名以上の卒業生を輩出し、「ロシアの大学の日本校」として日本とロシアの架け橋となる人材育成に力を尽くしてまいりましたが、2022年2月のロシアによるウクライナ侵攻を機に、社会の対ロシア感が急激に悪化したことと、折からの少子化による進学者数の減少も重なり、当校の入学者数は一昨年から急減し今年4月にはついに3名のみという事態に陥りました。これにより、経営継続に必要な最小在校生数33名に対して現在の在校生数は14名となり、ウクライナ侵攻は未だ終息する様子もなく今後とも入学者数回復の見込みも立たないとの判断から今回の処置に至りました。】

ご寄付のお願い

ロシア極東連邦総合大学函館校へのご支援を賜りたく、広く寄付を募っております。みなさまのご協力を心よりお願いいたします。

【寄付金の使途内容】
教育研究に要する経常的経費に充当します。


【募金金額】
個人 1口当たり 5,000円
法人 1口当たり 20,000円


【税制上の優遇措置】
当学校法人は、特定公益増進法人および税額控除対象法人に該当するため、税制上の優遇措置が講じられています。


【払込方法】
事務局にご連絡いただければ、①こちらから集金に伺います(函館市内に限ります)。②事務局へご持参いただく。③現金書留にて送金いただく。④下記銀行へお振り込みいただく。
学校ホームページより「寄付申込書」をダウンロードするか、氏名・住所・電話番号をメールやFAXにてお知らせください。後日領収書等送付させていただきます。

北海道銀行 函館支店 普通 1438560
みちのく銀行 函館営業部 普通  5133441
(名 義) 学校法人 函館国際学園 


※恐れ入りますが、振込手数料は寄付者にてご負担ください。
詳細については、学校ホームページもご覧ください。

<ご連絡またはお問合せ先>
ロシア極東連邦総合大学函館校 事務局  TEL: 0138-26-6523

学生からの投稿
1年生特集『本校に入学して』

ロシア語との出会いと今
ロシア語科 櫻井 寛人

入学して早くも2ヶ月が経った。自分は昔から勉強が得意ではなく、何かに興味を持って自ら勉強するということもしなかった。
特に中学生の頃は成績が悪い上に学校の勉強をやる意味が分からず、英語のテストの点数など、酷いものだった。そして中学2年生になった頃、ふと頭によぎった考えが「英語が出来ないならロシア語を勉強すればいいじゃないか」だった。こう思ったのは、当時よく聴いていたロシア歌謡の影響だった。それで勉強を始めたはいいものの、まず何をすべきかも分からず、その上に英語以外の外国語に触れたこともなかった自分のロシア語学習は困難を極め、挫折と立ち直りを何回も繰り返した。それでもロシア語が嫌になったことは一度もなく、むしろ勉強に対して初めて「楽しさ」を覚えた。この楽しさが本校への進学の決め手となった。
もし、あの時にロシア語ではなく、学校の勉強ばかりしていたら大学への進学は考えてなかっただろうし、今より充実した時間は過ごせていないかもしれない。本校の授業ではインターネットや本だけでは見えないロシアの姿が垣間見えるし、言語を通じてロシア人の考え方が見えてくる。改めて、入学して2ヶ月が経ったが今の時点で本校に入学して心から良かったと思っている。自分は今後どのような高度な翻訳機が出ようとも、外国語学習が不要となる程の便利な社会が来ようともロシア語学習を一生涯やめないつもりだ。

ロシア地域学科 近藤 昌人

入学式から早2ヶ月ちょっと。ここ近年の中でもかなり濃い2ヶ月間となったのではないかと思う。最初この地に足を踏み入れたとき、正直な話不安も多々あった。初めての一人暮らしや、親からの巣立ちということにもそれなりに思うところはあったのだが、一番こう、心にぐいっと来てしまったのは同級生の数のことだろう。今の御時世、ロシア語を学ぼうと決意している人が少ないのはなんとなくはわかっていたつもりであった。しかし、まさか自分含めて3人しか新入生が入ってこないとは流石に想定外であったのである!
そんな事を思っていたのだが、実際に授業が始まるとそんなことなぞどうでもよくなってしまった。まず、この学校では毎日最低一限はロシア語というシャワーを浴びなければいけないのだが、それぞれの科目が何等かの形でクロスする場面が多々あり、記憶に定着しやすいよう工夫がなされている。また、暗唱の為長文を暗記することも多々あるが、そのおかげで必然的に逆文を強いられることとなり、ロシア語の骨組みを無意識に形成してゆけるような構成となっている。まさにロシア語版関口存男、ペラペラメトーデといったところか。
確かにはっきりいって勉強というものはつらい。この2ヶ月間で、いつのまにか単語も千は超えてしまったし、これからも覚えることは沢山あるだろう。しかし、個性豊かな先生方や彼らのユーモア交じるその講義を聞けるだけで私は幸福に包まれるのだ。

学生からの投稿

体育 函館山登山 感想文

5月1日(水)体育の授業で毎年恒例の函館山登山を行いました。その際の課題感想文の一部です。

ロシア地域学科2年 岩岡 正悟

対岸に見えるのは青森か、奥尻島か、はたまたロシアなのか……、答えは北海道の北斗市です。今となっては当たり前ですが、自分も初めて函館山に登った時は青森だと思っていました。あんなに遠くに見える土地が、まだ同じ北海道だということを知った時の北海道のスケール感と自分の土地勘に対する驚きといったら!それからもう一年が経ち、今回の登山では他の人が対岸を何と呼ぶか聞き耳を立てて楽しむぐらいにはなりました。

ロシア地域学科4年 中村 百李

5月1日は晴れ、とても気持ちの良い天気の日で登山日和だった。長年函館に住んでいて、今回で何回目の登山になるのかはわからないが、毎回登るたび違った発見や新鮮な気持ちになる。
だが、今回は去年と違いあっさりと登り終えてしまった。山頂に到着するまで景色に注目する事が無かったため、山頂から見た景色が余計に美しく見えた。頂上に着いた時、風が吹き肌寒く感じたが、登り終えた達成感もあり気持ちよく思えた。また、登山で疲れた体を売店で買ったソフトクリームで癒したのも思い出の一つになったと感じる。またいつか登山の機会があれば、植物の観察や動物との遭遇とかもしてみたい。

山頂で記念撮影

ロシア地域学科4年 西田 崇人

いつも頂上から見る景色は函館の街並み、駒ヶ岳、遠くは下北半島だが、今回は裏側の景色に注目した。これは観光客も地元の人もわざわざ見ることはない渡島当別方面だ。太陽に照らされる函館湾と、トラピスト修道院を覆い隠すかのように生えている緑色の木と青い海のコントラストは見るものを魅了する。人の気配は全くなかった。次またいつか函館山を登る時は函館市街だけでなく、裏側も見ようと思った。

自治会主催新入生歓迎会を実施して
自治会長 ロシア地域学科2年 渡邉 晟矢

あっという間に一年がたち、新入生を迎える側になってしまった。1年生皆、意欲ある魅力的な後輩ばかりで校舎を賑やかにしてくれている。
5月、毎年恒例の新入生歓迎会を学生自治会で主催し、在校生・教職員一同で協力しつつ、ロシアの伝統料理であるペリメニ(ロシア版水餃子)を作って食した。学年、教職員関係なく和気あいあいと料理し、お互いについて改めて知り合える良い機会になったと思う。仕上げのスープはグルメに強いロシア人の先生が調理し、がつんとした大陸の味のスープと合わせ食べた。皆でつくったペリメニは本当に美味しかった。ちなみにペリメニの作った総数は、なんと500個を超える!驚きだ。個ではできない力である。
さて、話題は変わるが、新入生歓迎会と同じく5月に行われた自治会総会において、私は学生自治会の会長に就任する運びとなった。今年は、開校30周年記念コンサートなどイベントは昨年よりあるものの、学生数が少ないからこそ、皆で団結して乗り越えられるものだと思う。また苦境の中でもロシア語を学ぶことが必ず、将来、社会の為になるとの信念と責任をもってこれからの学生生活に励んでいきたい。

学内の様子

アグリ八幡坂

学校から徒歩3分の函館ハリストス正教会敷地内の畑をお借りしての農業プロジェクト「アグリ八幡坂」は、今年で4年目となりました。基本的に毎週火曜日の放課後に作業していますが、朝の授業が始まる前に水やりをしたり、昼休みに様子を見に行くなど、授業の合間の癒しの時間にもなっています。今年はボルシチに使うビーツはもちろん、ピーマン、トマト、ナス、サツマイモ、小玉スイカの苗など一通りの野菜を植え、マリーゴールドやペチュニアなど、見て楽しめるお花も植えました。
函館は5月6月と気温が低く曇りの日が続きましたが、これから夏に向けて野菜はぐんぐん成長するでしょう。まずは8月に収穫予定のビーツでボルシチを作り、みんなで食べるのが目標です。今から楽しみです。

自治会ランチプロジェクト

6月7日(金)、今年のランチプロジェクトがスタートしました。中央アジア・キルギスに留学した学生やモスクワ、サンクトペテルブルグ在住の卒業生が撮影した写真を使用し作成・販売した当校オリジナルカレンダーの利益35,960円を活用した事業で、学生は無料で昼食をとることができます。
今年は毎週金曜日に学生食堂で日替り定食、カレーライス、うどん+1品の中から好きなものを注文し、食べることができるシステムで、夏休み前の、7月26日(金)まで続ける予定です。カレンダーをお買い上げいただいた皆様のご協力に今一度感謝いたします。

学務課お知らせ

前期試験日程
今年度の前期試験は下記の通りです。ザチョット週間は、通常の時間割どおりに行われます。
エグザメン週間の日程については、掲示にてお知らせしますので確認してください。

ザチョット:7月23日(火)~7月29日(月)

エグザメン:7月30日(火)~8月 9日(金)

成績通知について
前期の成績は、後期授業開始時の9月に配付します。配付は事務局で行いますので、期間内に受け取りに来てください。
 9月 9日(月)~9月20日(金) 
なお、期間を過ぎましたら個人情報にかかわるので廃棄します。再発行はしませんので、希望者は必ず受け取りに来てください。

夏季休業
今年度は、8月13日(火)から9月6日(金)です。後期授業は9月9日(月)より始まります。

事務局テレワーク期間
夏季休業中の下記について、事務局のテレワーク期間とし、校舎を閉鎖します。この間、図書室は利用できません。証明書等急ぎご希望の場合は、info@fesu.ac.jpに、まずはご連絡ください。なお、8月13日(火)~16日(金)は事務局休業のため、電話等の対応もできません。ご了承ください。

8月13日(火)~8月16日(金)事務局休業
8月19日(月)~9月6日(金)テレワーク期間・校舎閉鎖

JASSO奨学金~給付型奨学生の皆さんへ~
給付型奨学金を受給している学生は、大学等に在籍していること及び家族情報等を、4月と10月の定められた期間内に「スカラネットパーソナル」から報告(入力)する必要があります。なお、休学中や支援対象外などにより給付奨学金の支給が止まっている方も含む給付奨学生全員が在籍報告を行う対象です。
「スカラネットパーソナル」の登録をまだ行っていない学生は、10月に実施される在籍報告の前に、下記URLから登録を済ませておいてください。実施期間については、改めて告知します。
スカラネットPS URL : https://scholar-ps.sas.jasso.go.jp/mypage/

留学実習について

本校ではウラジオストク本学への留学が卒業要件となっておりますが、ウクライナ侵攻の影響を受け、昨年と一昨年は旧ソ連・中央アジアのキルギスにて実習を行ってきました。今年は3年ぶりに、9月中旬から1ヵ月間ウラジオストク本学附属ロシア語学校への留学実習を予定し、現在本学と調整を進めているところです。
対象はロシア地域学科2年、3年、ロシア語科2年の学生です。状況は対象の学生に逐一お知らせします。

留学奨学金

留学実習での航空券代補助を目的とした留学奨学金を、該当する学生に給付する予定です。申請方法等詳細は決まり次第掲示します。

石館奨学金

令和6年度の本校での学資として給付される奨学金です。人物、学業ともに優れ、かつ将来、社会奉仕の精神に基づく社会貢献を期待できる学生に対し奨学金を授与することにより、優秀なる人材の育成と教育成果の向上に資することを目的としています。
奨学金の採用人数は2名を上限に、奨学金額は1名年額17.5~35万円を限度とします。
希望者は申請後、教授会による一次選考と奨学金審査委員会による二次選考会(作文・面接)があります。 
詳細は学内掲示版を確認してください。

一次選考会:7月10日(水) 
二次選考会:7月16日(火)予定

お知らせ

小学生夏休みマトリョーシカ絵付け体験教室

ロシア人の先生が下絵を描いた白木のマトリョーシカに一人1個、色をぬります。小さなお子さんでも簡単にできるので、夏休みの自由研究に最適です。またロシア語で作った名札もプレゼントします。
 日時:8月6日(火) 9:00~12:00
 場所:ロシア極東連邦総合大学函館校 3F 講堂
 費用:一人3,000円(当日いただきます)
 定員:小学1~6年生 10名まで
 申込:本校 事務局までお電話でお申込み下さい。
    定員になり次第、締め切ります。初めての方を優先させていただきます。
 電話:0138-26-6523(月~金 9:00~17:00)

カルチャーナイト

市内の文化施設や教育施設等を夜間開放し、家族そろって地域の文化に触れるイベント、「はこだてカルチャーナイト2024」が開催されます。本校では、ロシアの民族衣装試着体験とキリル文字で自分の名前を書いて缶バッジにするコーナーを出展予定です。
 日時:9月20日(金)17:30~
 場所:ロシア極東連邦総合大学函館校 ロシアセンター

函館日ロ親善協会からのお知らせ
4~6月の主な活動実績

〇 6月13日(木)、北海道教育大附属中学校3年生の「探求活動(総合的な学習)」の授業の中で、ウクライナ侵攻下におけるロシアとの交流をテーマに研究発表する生徒のインタビューに小柏哲史会長が答えました。

〇 6月28日(金)ロシア極東大学函館校と共催で当会設立35周年を記念するコンサート「『極東の窓』から」Vol.5を開催しました。

それ以外の主だった活動は現状できておりません。今年度も会費は徴収いたしません。ご理解のほど、よろしくお願い申し上げます。

係りより

勉強に学校行事に畑作業、人によってはアルバイトと、学生全員何事にも積極的かつ前向きに取り組んでいます。これからも学生の応援よろしくお願いいたします。(福尾)